しゃんぶるだんふぁんです。
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私はビーズやアイロンビーズを使ってハンドメイドアクセサリーを作る作家活動をしています。そして映画やドラマが好きなので、そういった作品から着想をえたアクセサリーを作ることもあります。
今回は1999年に放送されたドラマ『世紀末の詩』という作品に登場したアクセサリーやファッションアイテムについて紹介していきます。ファンタジー要素の強い、カラフルな世界観が魅力で、登場するアクセサリーやキーアイテムのデザインにもこだわりを感じる作品でした。
そんな今作に登場したアクセサリーを一部自作で再現しているので、早速紹介していきます。
※ドラマのネタバレを含む内容となります。
ドラマ:世紀末の詩の簡単なあらすじ
結婚式当日に花嫁に裏切られた男ノアと、学長選挙に落ちた教授。お互い飛び降り自殺しようとしていた二人が偶然出会い、半世捨人的な奇妙な共同生活を始めるところから物語が始まります。
毎話ゲストが登場して二人と関わり、愛にまつわる一話完結のエピソードが展開されるという構成になっています。
4話:星の王子さまに登場するハムの刺繍
4話の主人公は、体の弱い父を支えるため、新聞配達でバイトをする少年、山内羽夢(ハム)。貧しい生活ながらも、父親と二人、仲良く暮らしていました。しかし、優等生なので不良たちから目をつけられることも多く、絡まれた際に、羽夢の学ランのズボンが破れてしまいます。
それをミア(ノア、教授と一緒に暮らす謎の女性)が直してくれるのですが、ミアは羽夢の学ランズボンに「ハム」の刺繍をつけてしまうんですね。笑

ハムの刺繍のイメージ画像
この刺繍がドラマに登場するのはほんのワンシーンですが、そのワンシーンの小物にもこだわっている点が野島伸司の女性性の表れのように感じました。
正直男の子の学ランのズボンにつけるような刺繍ではないと思いますが、ミアは浮世離れした変人として描かれているためお構いなしです。
詳細は後述しますが、実はこの羽夢という少年、本当は女の子なんですよね。もしかしたら、ミアはこの時点でそのことに気づいていたという伏線だったのかもしれません。
男の子として育てられた羽夢が隠し持っていたリボン
引き続き4話の内容です。物語の後半で、羽夢は本当は女の子であることが明かされます。
羽夢と父親は実は血のつながった親子ではなく、赤ん坊のときに捨てられていた羽夢を当時ホームレスだった父親が引き取ったのだそうです。
女の子だといつかお嫁にいって自分の元を離れてしまうのが耐えられん!的な理由で、女の子なのに男の子として育てていたという、なかなかぶっとんだ設定です。
羽夢も父の考えに従って男の子として過ごしてきていたのですが、実は父親に内緒でピンクのリボンのヘアピンを隠し持っていました。

実際にドラマに出てきたモチーフのイメージ画像です。
ピンクのリボンのまんなかに、ハートがついている、ザ⭐︎女の子なデザイン。このヘアピンは本当は女の子として生きたい羽夢の思いを表す、キーアイテムになっていたと思います。

そして羽夢と父親の前に、羽夢を捨てた本当の父親が現れて、羽夢はどちらの父親を選ぶのかという話になっていきます…
5話:車椅子の恋に登場するエメラルドの指輪
5話ではかつては不良だった車椅子の男性、星野と、男運の悪い女性、留美が出会って恋に落ちる物語。彼女は付き合っていた男にお金を盗まれたばかりで、かねめのものは母からの形見である、エメラルドの指輪しかありませんでした。
彼女はその指輪の存在を、星野にだけ教えるのですが、その直後に指輪がなくなります。彼女は彼のことを疑ってしまい、彼の過去を調べるのですが…
世紀末の詩の中でも、屈指の悲惨な結末回です。
ネタバレをしてしまうと、星野は彼女の宝物であるエメラルドの指輪が偽物だと見抜き、彼女に気づかれないよう本物とすり替えようとしていたというのが真相なのですが、
彼女の方はまた裏切られたと誤解して、取り返しのつかないことをしてしまう、という話です。
指輪が物語の重要な鍵となる回でした。

写真は自分がビーズで再現した指輪になります。ドラマに出てきたエメラルドの指輪は、テレビの画面越しからでもわかるくらい、アメ横で1000円で売ってそうな指輪でした。こんなどデカい石で本物だったら、確かに相当の値段になるでしょうけど……笑
『車椅子の恋』はドラマ『この世の果て』のオマージュ回でもある
余談ですが、この車椅子の男、星野を演じたのは、野島伸司脚本ドラマの常連、三上博史さんで、この「車椅子の恋」の回は、同じく野島伸司さんが脚本を手掛けた鈴木保奈美さん、三上博史さん主演ドラマ『この世の果て』のオマージュ要素が多めです。
『この世の果て』のヒロインの名前はまりあなのですが、世紀末の詩では、星野が留美を聖母マリアに例えて「君はぼくのマリア」という台詞を言います。
また『この世の果て』のまりあと同様に、留美も郵便局で働いているという点まで一致しています。野島伸司さんは自身の過去ドラマのオマージュを結構入れるので、気づけた瞬間は結構嬉しくなります。
最終話に登場する、貝のネックレス
最後に紹介するアクセサリーは、主人公のノアに惚れている女の子、ちあきちゃんがつけている白い貝のネックレスです。

実際にドラマで登場したアクセサリーのイメージ画像です。
このアクセサリーが物語のラストを飾る、意外な伏線となっていた点を解説していきます。※結末ネタバレします。
ドラマ終盤は自分の死期が迫ってきた教授が、かつての恋人にもう一度会おうとするという話。なんとか彼女を見つけ出したものの、彼女は教授に会う気はないといって断ります。彼女は教授と別れた時に教授の子どもを妊娠していましたが、その子どもは堕したとも告げていました。
落ち込む教授でしたが、ノアは意外な事実に気がつくのです。ノアは教授と同じ貝のネックレスを持っている女の子を知っていたからです。

その女の子の名前は千秋(チアキ)で、教授の名前はナツオ、彼女の名前はフユコ。
彼女は教授と付き合っていたとき、「私とあなたは季節がつながらない」と口癖のように言っていたのですが、二人の子どもの名前が「千秋」ということは、繋がらない二人の季節を繋げる意味が込められていたのです。
そしてお揃いの貝のネックレスは2つがぴったり合わさるとハートのカタチになるというなんともロマンチックなラストだったのです。

このドラマには「愛にかたちがあるとしたらどんなかたちをしているのか」というテーマがあったので、ある意味このネックレスはそのテーマへの1つの答えでもあったのかなと思います。
オマケ:ドラマのラストについての考察
「愛のかたち」というテーマにちなんだ、ドラマのラストについての私の解釈です。
ラストで主人公のノアは、教授と一緒に作った潜水艦で海に出て、カラフルな風船を飛ばします。(主人公の両思いの相手が別の人と結婚する日なので、教会からも見えるよう風船を飛ばしたという背景です)
ノアと結婚式の女性は両思いで、結婚前夜には彼女から「結婚式に乗り込んで、私を奪いに来てほしい」と言われていました。
普通のドラマならお互いに好き合っているんだし、二人で幸せになるというラストになりそうなものですが、ノアは結局奪いに行かず、風船を飛ばして彼女の結婚を祝うというかたちで、彼女への愛を伝えたのです。

そしてその際に「僕の愛のかたちはこの風船のように丸いかたちなのだ」という答えを出しています。彼女を婚約者から奪って一緒に生きるのではなく、別の人と結婚する彼女の幸せを願うのがノアの選んだ「愛のかたち」だったというわけです。
つまりは、愛に決まった正解はなく、人それぞれ愛のかたちがあるよね、がこのドラマが伝えたいメッセージだったんじゃないのかなと思いました。
まとめ:登場する小物やアクセサリーにも意味や伏線があったラブストーリードラマ
野島伸司さん脚本ドラマ、世紀末の詩に登場するアクセサリーやファッションアイテムの紹介でした。ドラマに登場するアクセサリーにも伏線や意味があって、面白かったです。
ドラマに登場するアクセサリーをまとめた記事を書いているので、こちらもどうぞ。

白夜行、魔王、星降る夜になど!人気ドラマのモチーフアクセサリー紹介 | しゃんぶるだんふぁん
ドット絵の記事をたくさん書いている私ですが、本来の活動はアイロンビーズやビーズでドット絵、ゲームモチーフのかわいいアクセサリーをたくさん作っている人です。

あとあつ森100時間以上やりこんでいる人です。島に遊びに来てね。

| マイデザイン作者ID:MA-2312-7885-4682 ゆめばんち:DA-0690-9341-8811 ツクッターID:RA-5693-1498-0236 |




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