しゃんぶるだんふぁんです。
今日は私の好きな映画ジャンルについてのお話。とはいっても、正式な名称のあるジャンルなのかもわからないので、自分が勝手に命名し、作品も独自の基準で位置づけています。
そのジャンルというのが「男女男映画」です。
メインの登場人物が男2人女1人の作品がこの男女男映画に当たります。恋愛関係の有無は問いません。三人以外の主要キャラがいる場合でも、その三人セットの関係性が作品中で成り立っていれば「男女男作品」として見ています。
有名な作品でいえば、ハリーポッターのハリー、ハーマイオニー、ロンのようなサンコイチセットも「男女男作品」という括りに当てはまると思っています。
男女男作品と女男女作品
男女男の関係性がたくさん登場する進撃の巨人
私のだいすきなアニメ、「進撃の巨人」が実はこの男女男の人間関係が多く登場する作品であることに最近気づきました。
| ・幼馴染三人組「エレン、ミカサ、アルミン」 ・同郷の「ライナー、アニ、ベルトルト」 ・104期生のなかよし「ジャン、サシャ、コニー」 ・調査兵団「エルヴィン、ハンジ、リヴァイ」 ・昔の話「グリシャ、カルラ、キース教官」 |
男女男作品が好きな私としては、好きにならないわけがなかったのです。三人のうちの一人が片想いしている場合もあれば、因縁愛憎入り混じった関係性もあれば、恋愛感情なく三人仲が良い関係性もあったりと、フェチを余すことなく楽しむことができました。
対する女男女作品のヱヴァンゲリヲン

一方でこれまた傑作アニメの「ヱヴァンゲリヲン」はというと、二人の女と一人の男、女男女の関係性がメインの作品なんですよね。
| ・エヴァのパイロット「レイ、シンジ、アスカ」 ・大学の同期「ミサト、カジ、リツコ」 ・淡い憧れ「ミサト、カジ、アスカ」 ・禁断の親子三角関係「ナオコ、ゲンドウ、リツコ」 ・ゲンドウを巡る「ユイ(レイ)、ゲンドウ、ナオコ」 ・ゲンドウを巡る「レイ(ユイ)、ゲンドウ、リツコ」 |
エヴァは恋愛絡みの女男女が多いですね。それにしても碇ゲンドウがやばすぎる。
リツコの母のナオコがユイの生き写しである1人目のレイを殺し、娘であるリツコもそのレイ(元を辿るとユイなのだけど)の存在に嫉妬し、親子共々人生を狂わされている赤木家が不憫でたまりません。リツコの父親はどんな気持ちやねん……
ゲンドウがやばすぎて霞んでしまいましたが、仮にも親代わりであるミサトに好きな人をとられてしまうアスカも結構かわいそう。ヱヴァンゲリヲンの人間関係はなかなかハードです。
男女男作品のイメージはなんとなく伝わったでしょうか?必ずしも恋愛作品である必要はなく、1つの作品の中に複数の男女男三人組が登場することもあるのです。
ここからは私のフェチに刺さった、おすすめ男女男映画を紹介していきます。
はなればなれに
1964年に製作、公開された、ゴダールの代表作。元祖といってもいいかもしれないくらいの作品。ルーヴル美術館を最速で駆け抜けようとするシーンや、マディソンダンスのシーンが有名。三人で共謀して強盗をたくらむも、恋愛感情などもあいまって事件は予定外の展開に…
あつ森で再現したエリアもあります。

全53作!あつ森映画島のアップデート記録。はなればなれに等 | しゃんぶるだんふぁん
ドリーマーズ

アメリカ人留学生の主人公マシュー(マイケル・ピット)が、パリで知り合った双子の姉弟、イザベル(エヴァ・グリーン)とテオ(ルイ・ガレル)と仲良くなり、三人で自堕落な生活をすることになるストーリーです。
この作品は先述した『はなればなれに』のオマージュ要素が強く、映画かぶれの三人が『はなればなれに』のワンシーンをマネして、ルーヴル美術館を駆け抜けるシーンがあります。
イザベルとテオは血のつながった姉弟のはずですが、閉鎖的な2人だけの世界があり、そこに巻き込まれる主人公というなんともエロティックな男女男映画です。
アンダー・グラウンド
同じ女を愛した二人の男とジプシー音楽。この作品はですね…もはや男女男映画の最高峰といっても過言ではないです。語りつくせないのでとにかく観てくれって感じです(手抜きではありません 笑)
時代物ですが、コミカルに描かれているので背景を知らなくても楽しめる作品です。
ガタカ
遺伝子操作が当たり前の世界で、自然出産の「不適正者」として生まれてきた主人公のヴィンセント(イーサン・ホーク)どうしても宇宙飛行士になりたくて、ある優秀な遺伝子の持ち主のジェローム(ジュード・ロウ)と取引をする…
偽ジェロームとして宇宙企業ガタカのエリート社員になったヴィンセント。憧れのアイリーン(ユア・サーマン)とも恋仲になり順風満帆に思えたものの、彼の遺伝子を疑う存在が現れます。
遺伝子の貸主である本物ジェロームがアイリーンと対面するシーンが、個人的な男女男萌えポイントでした。ネタバレになってしまうので、別記事で記載します。
さらば、わが愛

中国のベル薔薇ってくらい壮大美麗映画。『国宝(映画)』みた人はこっちも必須です(私は国宝見てませんけどね)
この作品だけ男が男を好きで、結婚相手の女とバチバチすることになるという異色の男女男関係です。3時間あり観るのにエネルギーを使う作品ですが、観て損はないです。
夏の終り

瀬戸内寂聴さんの小説を映画化。色気あるおじさん(小林薫)と青年(綾野剛)に同時に愛され心乱される主人公(満島ひかり)
映画作品としては少々冗長で退屈な印象はあったものの、衣装や着物がめちゃくちゃよいです。エロ描写を期待するかもしれませんが安心してください。全然ありません。心的な意味で、大人の恋愛に浸りたければおすすめです。
人魚伝説

海でアワビを採って暮らす新婚のみぎわ(白都真理)と啓介(江藤潤)
ある晩、ヤバい事件の現場を目撃したかもしれない啓介。真相を確かめるために、二人で見えないものを見ようとして、海の底に潜ってみた(天体観測風に)ら、啓介は口封じのために殺されてしまい、逃げきったみぎわは啓介殺しの犯人に仕立て上げられてしまう…
海女さんの逆襲、ここに始まる…!って感じの作品なんですが、この作品を男女男作品として観ているのは私だけかもしれません。
この作品を男女男たらしめるのは、みぎわと啓介の古くからの知り合いで、事件の真相を知る地主の息子、祥平(清水健太郎)の存在です。祥平はみぎわのことを好きで「俺はいつも啓介に適わない」と嫉妬ともとれるような発言をしている場面があります。みぎわに一緒に逃げようと提案しますが、みぎわは「啓介が死んだ理由を突き止めたい」からと断ります。
その返事をきっかけに、これまで雲隠れを手伝っていた祥平が今度はみぎわを追い詰める側に回るという、愛憎入り混じった展開にテンションブチ上がりでした。
ビーバップハイスクール
不良の二人組トオル(仲村トオル)とヒロシ(清水宏次朗)とクラスのマドンナ今日子(中山美穂)の関係性が可愛すぎる作品。二人とも今日子のことが好きだけど、どちらかがぬけがけするでもなく、二人セットで今日子を守ろうとする姿が可愛すぎてキュンでした。
トオルは赤い薔薇、ヒロシは白い薔薇を今日子に渡すシーンが好きでした。
蛇にピアス
アマ(高良健吾)、ルイ(吉高由里子)、シバ(井浦新)の危うい関係が魅力の男女男映画。刺青、舌ピアス、痛みや死への渇望といった厨二病要素にはあまりノレませんでしたが(笑)三人のただれきった関係性が好きでした。
この作品の主演の吉高由里子さんは二人の男に囲われる女主人公の役が妙にハマるんですよね。私が観たことのあるドラマだと、この三作もその構成でした。
| ・最愛 ・知らなくていいコト ・東京DOGS |
まだまだある!男女男作品
男女男作品は明言化されていないジャンルですが、傑作と謳われる作品などにも使われている構成です。まだまだ私の知らない男女男作品があると思うので、おすすめあったら教えてください。
| ・麗しのサブリナ ・ファイトクラブ ・ウォールフラワー ・お熱いのがお好き ・蒲田行進曲 ・羅生門 ・バクマン ・セトウツミ ・野ブタ。をプロデュース |
まとめ
私の好きな映画ジャンル「男女男映画」についてまとめました。今後も素敵な男女男映画が誕生することを願って止みません!それではまた。
ドット絵の記事をたくさん書いている私ですが、本来の活動はアイロンビーズやビーズでドット絵、ゲームモチーフのかわいいアクセサリーをたくさん作っている人です。

あとあつ森100時間以上やりこんでいる人です。島に遊びに来てね。

| マイデザイン作者ID:MA-2312-7885-4682 ゆめばんち:DA-0690-9341-8811 ツクッターID:RA-5693-1498-0236 |

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